小型家電リサイクル法Small Waste Electrical and Electronic Equipment(SWEEE)
小型家電リサイクルとは
平成25年から小型家電リサイクル法がスタート。
世界一の都市鉱山日本。
小型家電には多くの資源が含まれています。
小型家電リサイクル法とは
これまで「小型家電」は「燃えるごみ」あるいは、「燃えないごみ」や「粗大ごみ」として各自治体の処理方法に基づき大半が廃棄物または埋め立てされていました。これらの小型家電には、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルと言われる有用な金属などが含まれ、日本で1年間に使用済みとなる小型家電は65万トン、そのうち有用な金属は28万トン(金額にして年間約844億円分)といわれています。これが、いわゆる「都市鉱山」と呼ばれる問題です。この「都市鉱山」に埋もれた有用な資源をリサイクルするため、2013年(平成25年)4月1日より「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(通称:小型家電リサイクル法)が成立されました。小型家処理認定業者は、電子機器を適正に処分できる処分業者を経済産業省と環境省が認定し、自治体の許認可の枠を超えて広域的に収集することができます。
ほとんどの家電製品が回収の対象です。
〈対象外〉
・家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、衣類乾燥機)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/fukyu_special/index.html
※回収を実施している自治体・家電量販店・認定事業者によって、対象品目は異なります。
ニッコーの小型家電リサイクル
個人情報管理
パソコンや携帯電話などの個人情報が含まれる情報機器は、専用保管庫で2重施錠をして厳重保管します。保管場所と選別作業現場では24時間監視・記録され、HDDは専用破壊機で4箇所の穴を開けて破壊します。破壊後のHDDも素材のアルミとネオジムがリサイクルされます。
高度選別
高精度センサー選別機で、破砕後の複合物を特性ごとに認識し、エアーで打ち落とし分別し、各精錬業者で再資源化されます。選別後のプラスチックも、再生プラスチック製品として一部マテリアルリサイクル原料として使用されます。破砕後の複合物を自動ライン化にする事より選別作業が格段の精度と効率を図れています。
小口回収を可能にした、東北を網羅する回収ルート
東北は土地面積が広く、人口密度が低いため小型家電の発生量が少ないという問題があります。そのため、各自治体も運搬コストを懸念して、小型家電リサイクルの参入に踏み切れないという壁がありました。私たちは、運搬回収も当社のドライバーの産業廃棄物回収ルートを利用するため、東北の広域的な小型家電の引取をレスポンスよく経済的にご提供できます。
貴金属回収技術
小型家電のうち、特に金や銀が高濃度に使用されている含有率の高いCPUやメモリからは貴金属を湿式回収し、99.99%の品位の製品を貴金属地金商社に納めています。製錬会社の巨大ロットと比べて、回収ロスが少ないため、小型家電リサイクル法の特定対象品目(貴金属やレアメタルの含有量が比較的多く特にも回収を推奨している)などは、当社の得意とする品目といえます。
国内リサイクル
世界有数の都市鉱山から貴重な資源を海外に流出せず、日本国内で資源循環を図ることが認定事業者に厳しく求められています。
小型家電の回収方法
市町村に回収してもらう
市町村が回収した小型家電は、認定事業者に引き渡されリサイクルされます。ただし、市町村によって回収方法が異なりますのでお住まいの市町村にお問い合わせください。
環境省の「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」で検索、確認もできます。
<回収方法例>
公共施設などに「回収BOX」を設置。 ごみ分別ルールに「小型家電」を設けてステーション回収。 不燃ごみとして回収後、清掃センターなどで小型家電を分別。 (乾電池は取りは除いてからお引き渡しください。)
会社までトラックで回収に来てもらう(産廃)
企業様からのご依頼で、事前にお申込みいただければご指定の場所まで回収にお伺いします。(有料)
直接ニッコー・ファインメック工場にお持ち込みいただく。
環境イベントなどで引取ブース回収
出典:環境省